昔取った杵柄

型板ガラスをはめ込んだ古民家の古い建具
引越し後、まだまだ絶賛古民家再生中で、お昼休みにアトリエとなる部屋の建具を修理。

あるべきガラスが割れて無くなっていたので、不要な建具からガラスを抜き取って、ガラスカッターでサイズを調整します。

こちらが部分的に朽ちて不要となっていた建具で、ひとまずガラスを外します。

古い建具からガラスを抜き取っている写真

このガラスは、昭和の時代に一時期量産されていた型板ガラスで、今となっては復刻版で少し生産されているようですが、当時の生産メーカーでは生産されていない貴重なレトロアイテム。

絵柄から調べてみると、日本板硝子で生産されていた「銀河」というものっぽいです。

そして、取り外したガラスをガラス切り(ガラスカッター)ではめ込む側の建具のサイズに合わせてカットします。

ガラス切りとサイズ通りに切って端材となったガラスの写真

ガラス切りは、先端にダイヤモンドチップがついていて回転するロータリータイプのものをアマゾンで入手。

実は昔、ガラス問屋でアルバイトしていたことがあって、その時に使っていたのがこのタイプのものでした。

ロータリータイプ以外には、ダイヤモンドチップが先端にちょこんと固定されているタイプのものもあるのですが、経験上はロータリータイプのものが断然使いやすく失敗がない印象だったので、迷わずそちらをチョイス。

まさか当時の経験がこんなところで役に立つとは思いませんでしたが、何でも経験しておくものですね、とても助かりました。過去の自分グッジョブ!

出来上がりはこんな感じになりました。

型板ガラスが入った古民家の古い建具

一番手前が修理済みの建具で、奥が他のもの。

よく見ると、奥の建具のガラスはグラデーションの磨りガラスになっているのがわかると思います。

理想的には、同じような磨りガラスにしたかったものの、使えるものは再利用しなくちゃね。

まぁ、こういうアンバランスも趣があって良いということで。

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